経営に役立つツールとして、何かクラウドシステムを導入していますか?スケジュール管理や業務管理ができるシステムを導入している方もいれば、経営支援システムや予実管理システムに興味をお持ちの方もいるかと思います。そもそも、企業活動にはキャッシュフローをしっかり把握した経営管理を行うことが不可欠です。
キャッシュフローは、会社に入ってくるお金(キャッシュ・イン)から、会社から出ていくお金(キャッシュ・アウト)を差し引いた収支を指します。またここでいう”キャッシュ“とは現金または現金同等物とされていて、価値の変動の少ない投資信託などの金融資産も含みます。つまりは「会社ですぐに使えるお金」と考えて良いでしょう。
こちらでは、キャッシュフローの重要性と黒字化するのに必要なことについてご紹介します。
目次
キャッシュフローはなぜ重要か?
「ウチは今年も決算で黒字だったから大丈夫。」とは言い切れません。毎年倒産する企業の約半数が黒字倒産というデータもあります。
つまり貸借対照表や損益計算書をどんなに見ても安心はできないのです。では何を見れば良いのか。そこでキャッシュフローにより会社のお金の流れを掴んでおく必要があります。
例えば…100円で仕入れて、150円で製品を販売する場合は…
150円(売上)-100円(仕入)=50円(利益)
これが単純な現金取引であれば50円の儲けで手元に50円あります。
ところが、150円は来月いただく…となると損益計算上は50円利益が出ている記載のままですがキャッシュフロー的にはまだ儲けの50円はなく、仕入れで払った-100円だけ残る形となります。
キャッシュフロー:-100円
損益計算書では売上が計上され、貸借対照表では売掛金が増えます。しかし手元にキャッシュは無い状態です。決算で黒字だから…というのはまだ手元に無い50円を見て安心している状態です。その実は100円マイナスな状態かもしれないと考えるとゾッとしませんか?
会社が存続するためにはキャッシュフローを把握することが重要だということがおわかりいただけたでしょうか。経営者にとってキャッシュフローの把握は必須です。ではキャッシュフローを黒字化するために必要なこととは何でしょうか。
キャッシュフローを黒字化するには?
キャッシュフローを黒字化するにはとにかくキャッシュインを増やし、キャッシュアウトを減らすことです。考えられる方法は多くありますがここでは大きく4つ挙げてみました。
資金調達をする
当たり前ですがキャッシュインを増やすことが基本です。ただし、会社が経営危機を迎えたときに銀行などに相談してもなかなか借りられません。借りられるタイミングで計画的に融資を受けておくことが大切です。
経費を徹底的に削減
こちらも当たり前ですがキャッシュアウトを減らします。ただし徹底的に削減しましょう。赤字の大きい事業所の閉鎖や店舗の縮小など思い切って決断しないと無駄なお金を払い続けることとなります。
過剰在庫をチェック
小売業者や飲食店、製造業でもそうですが、意外と多くの在庫を抱えています。在庫=使えない現金と考えるとわかりやすいかもしれません。在庫は販売すればお金になりますが売れなければ借金と同じです。
しかも長期に抱えると価値が下がることも…。棚卸などで定期的にチェックして在庫も適切な数量で抑えることが大切です。
売掛金を減らし買掛金を増やす
お金の回収は早く支払いは長くする…こちらも当然のことなのですが、できていないことが多いです。大口の取引先や昔からの仕入れ業者との取引などを考えると難しいケースもあるかと思います。しかし会社のキャッシュフローの改善を考えれば交渉の余地は十分あるはずです。
この他にもシステムを利用してそもそもキャッシュフローがプラスな状態へ経営改善することも重要です。そこでおすすめなのが予実管理ツールです。予実管理ツール「YOJiTSU」なら、これまでの制度会計の視点では見えなかった様々な経営の実態を「見える化」します。
また、共有のログインIDを作成することで経営者と、顧問会計事務所やコンサルタントでクラウド上のデータをリアルタイムに共有することができます。グラフを使った分かりやすい分析画面を多く実装しているので数字の苦手な経営者でも安心して利用できます。ご興味のある方はぜひお試しください。
キャッシュフローの黒字化を支援するYOJiTSU
キャッシュフローの黒字化を効果的に支援するのが、予実管理システムです。現段階でそうしたシステムやツール、ソフトウェアは数多くリリースされています。その中の一つYOJiTSUは、クラウド予算実績管理ツールとして、財務会計ソフトからデータを取込み、月次試算表や決算書では見えなかった経営を「見える化」することができます。
YOJiTSUには、経営者と会計事務所の間で情報を共有できるように、「共有ID」を一つ発行できます。共有IDでも通常のログインIDと同様に毎月の実績データをクラウド上で比較分析することができるのでリアルタイムでの共有が可能です。その結果、経営者と会計事務所が一緒に業績向上やキャッシュフローの黒字化に取組めるようになります。
従来の予実管理システムは高度なスキルと経験が必要なものが多かったですが、YOJiTSUは財務会計の基礎的な知識があれば問題なく利用できます。予実管理ツール「YOJiTSU」は、経営者の方にもわかりやすいシンプルな構成と操作性で分析資料を簡単に作成することができます。各分析資料を月次報告書としてPDF化し、印刷することも可能です。
わかりやすいグラフや初めてでも使いやすい予実管理ツール「YOJiTSU」
キャッシュフローを黒字化するポイントや予実管理システムについてご紹介しました。キャッシュフローの改善を図ることも大切ですが、予実管理ツールを活用して経営を「見える化」し、運用していけるかが、会社の経営基盤を強化する第一歩になります。クラウド予算実績管理ツール「YOJiTSU」を活用し、未来の経営の安定化とキャッシュフローの黒字化を目指していきましょう。
予実管理ツール「YOJiTSU」は、その名の通り予実管理により経営分析するクラウドサービスです。市販されている全ての会計ソフトからデータ取込みが可能ですので、現在使用している会計ソフトを変えることなく「YOJiTSU」を活用することができます。
また、試算表や決算書では理解しにくかった財務会計データをグラフ化してわかりやすく構成されていることも魅力の一つです。サンプルデータですぐ体験ができる無料体験版もご用意していますので、ご興味のある方はぜひご利用ください。
予実管理ソフトを導入する際のポイント
- 予実管理ソフトを導入するメリットとは?予実管理で押さえておくべきポイントについて
- 予実管理のソフトならYOJiTSU!RPA導入で経営分析をスピードアップ 予実管理の手順と失敗例
- 予実管理システム「YOJiTSU」のRPA機能とは?製造業の売上分析にも最適です!
- 予実管理システム「YOJiTSU」で経営改善!毎月の差異分析の重要性
- クラウドで予実管理!経営計画についてと「YOJiTSU」に関するよくある質問 経営計画を立てなくてもまずはYOJiTSUの数値計画で経営改善
- クラウド予実管理ツール「YOJiTSU」で予算管理。PDCAを回すコツは?ITツール導入の際の費用と相場をご紹介
- 予実管理ツールなら分析グラフが見やすいYOJiTSUを!キャッシュフローを黒字化するには?
- 今さら聞けない?予実管理、進捗管理、収支管理はどう違うの?シンプルな経営改善なら予実管理ツールがおすすめ
- 予実管理がエクセル・関数を使わず簡単に!今さら聞けない「資金繰り」の基礎知識
- エクセルでの予実管理が上手くいかない理由は?最適な環境を整えよう 面倒なスプレッドシート・テンプレート管理は不要!
運営会社 | 株式会社シスプラ |
---|---|
サービス名 | YOJiTSU |
代表者 | 椛澤均(カバサワ ヒトシ) |
設立 | 昭和63年4月 |
資本金 | 8000万円 |
事業内容 | ソフトウエア開発及び販売 |
URL | https://www.syspla.co.jp/ |