顧問先に「そろそろ自計化しませんか?」と提案しても、なかなか動いてくれない…。そんな悩みを抱えていませんか?
会計事務所としては記帳代行にかける労力を減らし、より単価の高いサービスへシフトしていきたいところ。しかし、現実には顧問先の理解や行動が伴わず、自計化が思うように進まないことも多いのではないでしょうか。
この記事では、自計化が進まない主な原因と、会計事務所としてできる具体的な対応策をご紹介します。
目次
- 自計化とは?自計化するメリット・デメリット
- 自計化が進まない主な原因
- 会計事務所ができる具体的な対応策
- 最初は半自計化からスタートするのもおすすめ
- KEEPER Clubなら顧問先の自計化も可能
- まとめ
自計化とは?自計化するメリット・デメリット
そもそも「自計化」とは、顧問先企業が自ら会計ソフトにデータ入力し、帳簿を作成することを指します。これに対して「記帳代行」は、会計事務所が企業に代わって仕訳入力や帳簿作成を行うことです。
自計化には、会計事務所・顧問先双方にどんなメリット・デメリットがあるか振り返ってみましょう。
自計化のメリット
- 顧問先が自社の業績をリアルタイムで把握でき、経営判断が迅速になる
- 記帳代行の業務を減らすことで、業務時間に余裕ができて会計事務所に経営サポートやアドバイスを依頼しやすくなる
- 顧問先経営者の決算書や月次報告書への理解が深まり、資金繰りや事業計画の改善につながる
自計化のデメリット
- 顧問先の経理担当者の入力業務が増える
- 会計ソフトの導入・運用にコストがかかる
- 簿記や会計知識が求められるため、習得や育成といった時間・コストが必要になる
自計化が進まない主な原因
自計化は会計事務所・顧問先の双方にとってプラスになる取り組みですが、なかなか進まない現実もあります。 自計化が進まない主な要因は以下の通りです。
- 会計ソフトの操作が難しい
- 記帳代行で十分と思っている
- 日々の業務で手が回らない
- 会計事務所のサポートが不十分
ITに関する知識や能力に差があり、入力の仕方がわからず定着しないケースが多いです。
自社で入力する必要性を感じておらず、「会計は税理士に任せればいい」という認識のまま
小規模事業者ほど経理業務にまで手をかける余裕がなく、結果的に外部に任せがちです。
サポート体制が整っていないと、会計ソフトを導入してもほったらかしになってしまい、顧問先も「自社でやるのは無理」と感じてしまいます。
会計事務所ができる具体的な対応策
顧問先が自計化に前向きにならないからといって、会計事務所が記帳代行ばかり続けていては、業務が増えるばかりで報酬は上がらない…というジレンマから抜け出せません。 まずは会計事務所が主導して、顧問先の「できない」を「できる」に変えるための支援を行いましょう。
たとえば、以下のような取り組みが効果的です。
- 操作説明や、マニュアルの提供
- 業務フローの見直し支援
- 実際に入力業務ができているかチェック
- 自計化顧問先への定期的な経営支援
会計ソフトの使い方を丁寧にレクチャーし、動画やPDFなどの手順書を用意することで、心理的ハードルを下げることができます。会計ソフトによっては、ユーザーに向けた研修動画やセミナーの実施をしている企業もあるので、ベンダーに相談するのも手です。
請求書や領収書の整理方法、会計ソフトへの入力の流れなどを見直し、業務がスムーズに回るようアドバイスします。
定期的な入力内容のチェックも重要で、顧問先の入力担当者の仕訳入力に関する不明点などあった場合に気軽に相談できる関係性を構築しておくことも大切です。
自計化が進んだ顧問先の経営者には、毎月の数字の見方や経営判断への活用方法を助言するなど、記帳代行にとどまらない関係性を築きます。
最初は半自計化からスタートするのもおすすめ
上記の対応でも小規模事業者では忙しかったり入力担当者を用意できないなど、自計化に踏み切れない企業も多いと思います。そんな時は「現金出納帳」や「現金取引と預金取引」だけと、入力の作業を一部に限定して「半自計化」を始めてみてはいかがでしょうか。
まずは現金や預金の入力から始めて、徐々に業務を増やしていく…。時間はかかりますが、丸投げの記帳代行を続けるよりも自計化を増やす第一歩にもなります。
自計化は、会社の財務状況の把握や、安定した資金繰りを行うために必要な取り組みです。根気強く半自計化・自計化支援を続けることで、企業の成長にもつながり、同時に会計事務所の業務効率化にも寄与します。
企業の自計化支援を行う際は、会計ソフトを利用した方スムーズに進められます。特にクラウド会計であれば、データ共有も簡単なのでオススメです。
KEEPER Clubなら顧問先の自計化も可能
自計化の導入ハードルを下げるには、使いやすく、負担の少ない会計ソフト選びも大切です。
株式会社シスプラのクラウド会計ソフト「KEEPER Club」は、会計事務所のために設計された会計ソフトなので、顧問先の自計化を無理なく進める機能が充実しています。
・フルクラウドなのでデータをリアルタイム共有
顧問先と会計事務所がいつでも同じデータを見られるので、やり取りがスムーズです。
・AI-OCR(文字情報読取り)による自動仕訳作成機能
領収書や請求書、通帳などをスキャンするだけで自動的に仕訳を作成。入力作業を大幅に軽減できます。
・見やすくわかりやすい月次報告書
経営者が感覚的に理解できる分析資料を自動で出力できるので、月次報告書にも活用いただけます。
・他社会計ソフトとの連携
市販されているほとんどの会計ソフトとデータ連携しているため、今の環境を変えずに導入可能。顧問先にも安心して勧められます。
・摘要や取引先を選択するだけでカンタン仕訳入力
KEEPER ClubのKiCHOは摘要辞書・取引先辞書を登録しておけば、入力担当者は選択するだけで仕訳入力ができます。仕訳知識がなくても始めやすいので、安心して利用できます。
・会計事務所向け「複数企業管理ツール」を標準搭載
顧問先を100社から一元管理できる、会計事務所専用クラウドツールを標準搭載。
入力進捗などを一覧で把握できるため、顧問先管理の効率が大幅に向上します。
まとめ
顧問先の自計化は、会計事務所の未来を見据えるうえで欠かせないステップです。記帳代行の業務に追われ続けるより、経営サポートやコンサルティングなど、より高付加価値な業務にシフトしていくことが重要です。そのためにも、顧問先と一緒に自計化の体制を整えましょう。
経営支援やフロー改善といった地道なサポートに加え、KEEPER Clubのような導入しやすいクラウド会計ソフトを活用することで、顧問先の不安を取り除き、スムーズに自計化を実現できます。
自計化を足がかりに、事務所の業務効率化と収益向上を同時に目指しましょう!